絶対音感
都甲紀子ピアノ教室では絶対音感をはじめとする音感教育、聴音に力を入れています。
当教室に6歳半までに通い始め、毎日お家で訓練された方の7割以上が絶対音感か、ほとんどそれに近い音感をお持ちです。
詳しくはこちら→https://norikotogo.com/2019/01/7534.html
【絶対音感について】
まずは6歳で絶対音感が付いたお子さんの動画をご覧ください。
どこを弾いても何の音かがわかります。
黒鍵をドイツ音名で(チス、エスなど)言っています。
こうなるとテレビで流れている音楽など、ドレミがはっきりそのピッチで聴こえてきます。
それをピアノで弾こうと思えば再現することも簡単です。
音楽は「耳で聴く」ものです。
音楽を聴いていいなあ、と思うのも耳からですし、
自分が弾いている音がイメージ通りになっているかを判断するのも耳です。
ピアノは指で弾きますが、指のテクニックがつくだけでは、ピアノは上手くならないのです。
耳が司令塔で、指はそのしもべ、と言ったところです。
「耳をきたえる」、という事はピアノが上手になるために必ず必要です。
絶対音感という言葉は多くの方がご存じだと思います。
絶対音感を身につけたお子さんのIQは、そうでないお子さんに比べ10ポイント以上高いというデータは統計的に報告されております。
絶対音感トレーニングが脳育と言われる理由です。
絶対音感があれば音大受験などでの聴音、ソルフェージュにも圧倒的に有利になります。
この絶対音感の教育は6歳半までに始めなければつかない、と言われています。
また早くから始めればかなりの確率でつくとも言われています。
「自分は絶対音感がある」
一生の自慢になるのではないでしょうか。
では、実際にどの様に訓練をするのでしょう?
小さいお子さんが毎日練習することですから、楽しくなければ続きません。
教材はかわいい動物のカードです。
そしてこのカードで練習している3歳の女の子です。
毎日がんばっています。えらいですね。
ドミソを赤ドミソ、ドファラを黄色ドファラ、と色で判別していきます。
そのあとに単音を聴き取っています。
【相対音感について】
絶対音感に対して、相対音感という言葉があります。
どの音を聴いてもピッチがわかる絶対音感に対して、
相対音感は始めに基本となる音を教えてあげます。
最初の音と比べて他の音がわかる、というものです。
これもきちんと身に着けば、最初の音さえわかれば後は聴きとれるので立派に役にたちます。
うちの教室でも小学生になってから聴音を始めるお子さんには、こちらで指導しています。
【語学学習にも役立つ音感教育】
「耳をきたえる」という事は音楽にだけ役立つのではありません。
音の違いを聞く訓練をしているために、語学の学習に大いに役立ちます。
知らない外国語を聞きとろうとするのは、聴音をしているのと同じ作業です。
私がアメリカ、ロシア、ヨーロッパと勉強に行っていた時、多くの音楽留学生はそうでない人より、はるかに綺麗な発音で、話していました。
「音楽家は耳が良いから」とはよく聞かれる話です。
くり返しになりますが、音感教育は小さい時から始める事が大事です。
ぜひ音感教育の大切さを多くの方に知って頂きたいと思います。