杉並区高円寺・阿佐ヶ谷の都甲紀子ピアノ教室 ~音楽の楽しみ~

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桐朋 高校 夏期講習「合格ライン」 音大受験 ピアノ教室

2014-08-07

娘の真子が桐朋女子音高の夏期講習に行きました

2014年現在の桐朋音高の夏期講習について詳しくレポートしてみます♪

最後の方に受験ガイダンスで聞いた「合格ライン」についても詳しく書いてあります

ご興味のある方は最後までご覧下さいね♪
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ここでちょっと説明を…

一般的な勉強の場合

「夏期講習」は塾などで行いそこに通いますよね?

しかし私立の音大・音高の場合はその学校で夏期講習を開催するのです

実技やソルフェージュの模擬試験を受けて

自分がその学校に入れるレベルかどうかを知る一番のバロメーターになります

個人レッスンやソルフェージュの授業を通して学校生活を体験する事も出来るので

本人のモティベーションもあがりますね♪

また中3になっていない中1や中2の志望生が受講出来るのも特徴です

私が桐朋の夏期講習に中2で行ったのが30年前…

うわぁ、とんでも無く昔の話ですね(^_^;)

しかし30年もの年月が経っているとは思えない位

内容は昔とそれほと変化はありませんでした

今までにうちの教室から受講した生徒さんから聞いた話で想像はしていましたが…

さぁ、ここから詳しく書いてみます^^

まず日程です

2014年7月26日〜7月29日

場所は桐朋学園大学音楽部と高校の入っている校舎です

京王線仙川駅から徒歩7分

懐かしの校舎が見えて来ました

…いやいや、こんなに詳しく書いたら終わらなくなる…

少しスピードアップします♪

今は入校するのに「学内立入許可証」が親子2枚ずつ送られてきます

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桐朋は校舎はボロいですが、スタインウェイのピアノや弦楽器など

高価な楽器がそこここに置いてあるので

今は警備がキツくなっても仕方が無いですね

まぁ、警備のおじさんと仲良くなれば顔パスですがね^^

さてさて入り口でパチリと記念写真!

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「紀子が夏期講習に行ったのが昨日の事のよう」

と母が感慨深げでしたが、それは私も同じ…

娘と一緒に行くので物凄く我が物顔で校舎に入って行った気がします^^

服装は自由なのですが

実技試験の日は制服などで来る受講生が多くいます

娘の学校は制服はありませんが

それに相当する「正装」なるものがあり

私はそれを勧めたのですが真子は上のミニスカートで行きました

念の為に正装も持って行っていて

学内に入り制服の子が多いのを見てトイレで正装に着替えて来ました…

【夏期講習の一日目】

実技の模擬試験の後に新曲視唱の模擬試験があります

高校と大学に分かれて試験を受けますが

高校はまず2階の教室に

9時に始まり

それぞれの受講生が決められた集合時間までに行きます

娘は10時10分が集合時間でした

そこから一度練習室に連れて行かれて10分程練習をし

模擬試験を受けに移動します

試験は402の部屋(オーケストラの練習をする大きな部屋)だったようです

入ると8人位の桐朋の先生が並んでいて

否が応でも威圧感を感じます

そのうちの一人の先生が受講票を確認し

「どうぞ」と言われます

演奏時間は5分程度

曲は自由ですが

長い曲の場合は手持ちの鈴がチャリ〜ン♪

と鳴って切られます

後で聴いた話だと人数が多い年は3分くらいで切られる事もあるのだとか

だとすると試験に弾く曲はある程度、始めの方に華やかな部分があった方が良いですね!

だってゆっくりで地味な所だけでは良い点は出ないと言うもの…

因みに娘の真子はリストの『二つの演奏会用練習曲』から「森のささやき」を弾きました

4分半なので最後まで弾いた様です

本人曰く

「どう弾いたか覚えていない。凄く緊張した」と言っていました

真子は本番が一番上手く弾ける事が多いのですが

拍手も無く(当たり前ですが)

にこりともしない先生達に「ビビった」ようです

その後10時50分集合で地下の教室に移り

新曲視唱(初めて見るメロディ楽譜を歌う事)の模擬試験が続きます

こちらも緊張したようで

思った様には出来なかったようです

でもだからこそ、模擬試験を受けてみる価値があると言うもの…

娘は全て午前中に終わりましたが

最後の人は4時位でした

先生方は一人一人に講評も書かなければならないので本当に大変です

因みに講評は個人レッスンの時に担当の先生から

こんな風に貰って来ました

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よい講評が一番上にまとめられているのかも?! 笑

紙は先生の数だけ綴られています

講評はそれぞれ違う事が書いてあります

右上の「紅林」とあるのは夏期講習で個人レッスンを受ける担当の先生の名前です

講評は誰が書いたかは分かりません

しかし今後の勉強の参考になりますね♪

一日目はこんな風に終わりました

【夏期講習二日目】

聴音と楽典の模擬試験のある日です

9時半から10時半までが聴音(メロディとハーモニーを聴き取り楽譜に書く)

30分の休憩を挟んで

11時から12時までが楽典(クラシック音楽の基本的知識についてで、楽譜の調性判断、移調、楽語、音程等)

試験は本館2階を中心に行われます

またこの日から3日かけて学校で実技レッスンがあります

娘は午後1時から本館の317号室で

いつもお世話になっている紅林こずえ先生のレッスンがありました

先生は一日目に高校の実技の模擬試験会場にいらしたので

どんな演奏だったか

他の受講生と比べてどうだったかなど

具体的に教えて下さいます

こういう所はやはりその学校の先生に師事する大きなメリットですね

レッスンはいつも永福町の先生のご自宅に伺っていますが

学校でのレッスンは他の先生方のレッスンも多くあるので

活気と熱気を感じてまた違う刺激になります♪

【夏期講習3日目】

9時半から12時までソルフェージュの授業があります

ここで言うソルフェージュは新曲視唱と聴音の両方が含まれています

模擬試験の結果によりクラス分けがされていて

そのクラス毎の授業になります

この授業の冒頭に試験の解答が返却されて

レベル別に試験にそった授業が行われます

午後は1時から高校の在校生によるコンサートがありました

うちは残念ながら聴きに行けなかったけれど

日本の音楽界を背負って立つ演奏家の卵達が

素敵な演奏を聴かせてくれたはずです♪

また3日目と4日目に調布キャンパスの見学も出来ます

昔、寮のあった所に新校舎を建て

そこを主に大学の授業に使うのです

ここは昔は無かったので私はちょっとよく分かりません

さあ3日目はここまで…

次は肝心な最終日の受験ガイダンスの話が続きます

【夏期講習4日目】

9:20から9:50まで受験ガイダンスが本館2階でありました

そこでもらう

「夏期講習(高校受験コース)受験ガイダンス資料」

これが重要なんです!

チラッとだけね

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これに「模擬試験の成績分布表

が載っているからです!

実技の成績は個人レッスンの時に担当の先生より知らされます

まぁ、夏期講習の前から師事している先生だとお電話でその前に教えてもらえたりもしますが…

とにかく、「自分が取った成績が他の受講生と比べてどの位の位置にあるのか」

また「受験するにあたりどの位の成績なら入るのか」

これが明確になるのです!

差し障りのない範囲でお伝えしますね

2014年度の実技試験の受講生が

3年生が75名(内ピアノ科47名、弦楽器24名、その他4名)

中学2年以下が48名(内ピアノが27名、弦楽器19名、その他2名)

写真をよーく見ると分かると思うのですが

成績はA A- B+ B B-C+ C C- D

となっています

先生が試験場で成績を付ける時には点数で付けるのです

81点、とか85点とかです

そして最高点と最低点を切ってから、平均点を出します

(自分の生徒には点が甘くなりますしね

公正を期してですね)

その時点で83点とか言う数字での成績を出し、確か

Aは95点以上

A-は90点以上

B+が85点以上

Bは80点以上

B-は75点以上

となっている様です

(こんなにまとめて点数について聞いた事は無いのですが、私の知っている話を総合するとこうなります)

話は佳境になります!

成績分布表は3年生と2年生以下に分かれているのですが

ピアノ科のみで言うと

C+以下の人は一人もいません

そしてAも誰もいないのです

そして3年生に

A-が若干名

B+が全体の4分の3くらい

Bが全体の5分の1くらいです

2年生以下は

A-はいません

B+が全体の4分の3くらい

Bが5分の1くらい

B-が若干名です

…B+に多くいて、それ以上であれば

「今の所、桐朋音高の入試には問題ないレベルだ」

と言う事が言えます

またBの人も可能性はかなりあります

ここの人はもう少し努力してB+を目指すようにすればまあまあ合格出来るラインです

B-の人は志願者が少なければひょっとして合格出来るかもと言うラインです

今のままでは難しいですね

…今回、私が驚いた事がニ点あります

3年生の受講生の中には有名なコンクールの覇者の人も入っていました

もう顔が知られている人です

でもその受講生ですらA-だった、訳ですよね…

Aの成績を取ると言うのは並大抵では無い、という事です

そして3年生と2年生の成績がそんなに違わないと言う事です

どちらもB+に4分の3くらいの人が入っているのですから…

毎年こんな成績結果なのかは

また来年度に娘が受講することがあれば確かめて来たいと思います♪

後は新曲視唱もAから3年生と2年生以下に分かれてDまでの分布表が出ます

こちらは3年生は

BとB-を合わせて全体の4分の3くらい

2年生以下は

BからC+までで全体の4分の3くらいです

また楽典、メロディ聴音、ハーモニー聴音については

3年生と2年生以下の平均点が出ます

楽典の平均点は

3年生が80点弱

2年生以下が60点ちょっと

メロディ聴音の平均点は

3年生が80点強

2年生以下が55点くらい

ハーモニー聴音の平均点は

3年生が65点強

2年生以下が45点強です

これらは2年生以下はまだまだ発展途上ですね

受験までまだ時間があるのでこの位だと思います

この中で大変なのはハーモニー聴音です

ハーモニーは音を4つ一度に弾いてそれを聴きとるのですが

右手3音と左手のバス1音と言う「密集」のハーモニーは比較的聴き取りやすいのですが

右手にソプラノとアルトの二声部と左手にテノールとバスの二声部で

四声部か自由に動く「開離」のハーモニーを聴き取れるかどうかが分かれ道になります

ガイダンスの説明では

「実技以外では60点位を目指して下さい」

と言っていました

細かく言うと

「実技以外は60点取っていれば合格ラインは越している。毎年の試験課題が違うので平均点も毎年違う。ハッキリ何点取れば良いかとは言えない」

との事

しかし…これは公表ではこう言うけれど

中の詳しい人に聞いた話によると

ここだけの話…

やはり実技の成績の良い生徒は合格させるそうです

またメロディ聴音80点、ハーモニー聴音40点などの場合は平均で考えてくれる事もあるらしいです…

ここだけの話ですけどね…

やはり実技が一番大事ですね!

ガイダンスの後は楽典の点数別に授業があり

午後は希望者には楽典とソルフェージュの相談を受ける事が出来ます

…さあ以上が桐朋音高の夏期講習でのレポートです

最初に書きましたが私が30年前に受けた時とほとんど変化はありません

これから桐朋の受験をお考えの方に参考になれば嬉しいです^^

 


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